SSブログ

T.M.Revolution『triple joker』 CDアルバム [音楽]

'98年に発売されたT.M.Revolutionこと西川貴教さんのアルバムです。
T.M.Revolution最大のセールス記録を出した作品で、『LEVEL→4』『WHITE BREATH』『HIGH PRESSURE』などのヒット曲が収録され、'02年には再発売されています

<収録曲>
1. 蒼い霹靂
2. OH! MY GIRL, OH MY GOD! -MORNING SURPRISE MIX-
3.WHITE BREATH -MORE FREEZE MIX-
4.O.L
5.MID-NITE WARRIORS
6.LEVEL 4 -LEVEL→Ⅴ MIX-
7.Slight faith
8.MinD ESCAPE
9. Joker -G CODE MIX-
10. Twinkle Million Rendezvous
11. HIGH PRESSURE -MORE HEAT MIX-
12. JUST A JOKE(インストゥルメンタル)


triple joker

triple joker

  • アーティスト: T.M.Revolution,井上秋緒,西川貴教,麻倉真琴,浅倉大介
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 2002/07/01
  • メディア: CD



T.M.Revolutionの人気を確立した1枚だと思います。
また、音楽番組に出演した際の面白キャラっぷりや、芸人さんとも互角に渡り合うトークとパフォーマンスも魅力で、セールスや人気の上昇に繋がったのでしょう。(あの明石家さんまさんも西川さんのトーク技術を認めています。)
けどこの頃はキャラ先行で見られがちな面もあったように思います。のちに暫くT.M.Rとしての活動を封印し、アイドルキャラからの脱却を図っています。

当時のプロデューサーだった浅倉大介さんの華やかなデジタルサウンドと、西川さんのパワフルで多彩なボーカルのコンビネーションが絶妙です。
ブレイク当初の環境の激変に対する想いがこもった1、吹雪の中歌うPVが印象的でパワフルな3、けだるく艶っぽくも悲しく切なげな4、軽快なテンポで希望と明るさに満ちた5、8、大人の雰囲気でじっくり聴かせる7、シングル候補でもあったというメロディ・ボーカル共に完成度の高い9、ライブを題材にした物語を持つ10は西川さんの音楽への想いが込められていて胸を打たれます。
シングル曲1、3、6、11(1はアルバムリリース後にシングルカット)もアレンジが大きく異なり、同じ楽曲なのに違う色を放っていて楽しめます。
圧倒的な声量としっかりした歌唱力で、可愛らしげでノリノリな歌い方で楽しませてくれたり、しっとりと聴かせてジーンとさせてくれたり、聴けば聴くほどにT.M.Rの魅力にハマっていくアルバムです。



nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

安全地帯 『安全地帯Ⅹ~雨のち晴れ~』 CDアルバム [音楽]

2002年に活動を再開した安全地帯のアルバムです。発売は2003年10月。

<収録曲>
1. 明星
2. 雨のち晴れ
3. 茜
4. カメレオン
5. ショコラ
6. この星はみんなの星
7. 薔薇
8. 水のない噴水
9. 負け戦
10. 月見草
11. いつの日か会いましょう
12. 夜間飛行



X~雨のち晴れ~

X~雨のち晴れ~

  • アーティスト: 安全地帯,黒須チヒロ,星勝
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 2003/10/22
  • メディア: CD



メンバー全員が50代、時を経てもこんなに力のあるバンドって少ないんじゃないかと思います。
玉置さんの抜群の歌唱力、時にパワフルで時に切なく聞かせるメンバーの演奏は圧巻の一言です。
希望と爽やかさに満ちた1、12、切なさ溢れる3、11、軽快なテンポにシニカルな毒を潜ませた4、玉置さんのファルセットが甘く心地良い5、幸福感が滲む8、10etcetc、どれを聴いても耳に心地よいです。
そして、今アルバムから作詞家として加わった黒須チヒロさんの詩が、様々な色で安全地帯の新たな一面と魅力を引き出しています。今まで安全地帯の詩というと松井五郎さんが数多く手掛けていましたが、今作では松井さん作詞の曲はありません。松井さんが詩を手掛けていない事や、変化し進化していく音楽性等、'80年代の安全地帯を思い返してして聴くとその違いに戸惑うかもしれません。
ジャケットや歌詞カードの写真も、これまではスーツや黒い服でビシッとクールに決めているものが多いのですが、このアルバムではオレンジを基調にメンバーはラフで華やかなシャツに身を包み、全開の笑顔を見せています。まさに『雨のち晴れ』というアルバムタイトルに相応しいジャケットに仕上がっています。
昔のバリッとメイクして妖艶な歌詞を歌う安全地帯(と言ってもリアルタイムに知ってる世代ではありませんが)も好きですが、今の丸さや柔らかさと大人の色香を併せ持つ安全地帯も大好きです。

安全地帯はこのアルバムをリリースした後しばらくまた活動を休止、そして今年5月に満を持してニューアルバムをリリースしました。
今後も変化し進化していく安全地帯を聴き続けていきたいと思います。

ところで、最近色々と騒がれている玉置さんですが、私は「音楽活動とプライベートは別物」と思っているので、誰が何を騒ごうと玉置さんを好きな気持ちは変わりません。
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

及川光博『嘘とロマン』 CDアルバム [音楽]

歌手、俳優として活躍する及川光博さんの2ndアルバムです。

<収録曲>

1. 発信音のあとに
2. 三日月姫
3. その術を僕は知らない{G}
4. 忘れてしまいたい
5. 君がいなくても
6. 発信音のあとに
7. 彼と彼女のこと
8. フィアンセになりたい
9. 発信音のあとに
10. ワンダフル入浴 (歌:花椿蘭丸)
11. ペンフレンド
12. 発信音のあとに
13. 悲しみロケット2号’
14. 展望デッキ~夜間飛行


嘘とロマン

嘘とロマン

  • アーティスト: 及川光博,田辺恵二,ザ・マングース,今井裕,高野康弘,堀川満志
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1998/02/25
  • メディア: CD



マツキヨのCMがきっかけでブレイクしたミッチー。女性ファンを「ベイベー」と呼んだり、「職業・王子」と自称したり(現在は引退し、王子の座はKinkiKidsの堂本光一さんに譲られたようです)、中性的で端麗な容姿とその特異なキャラには多くの女性が魅了されました。私もその一人です。
けれどそのキャラクター性ばかりが強調され、アーティストとしての資質にはあまり注目されなかったように思います。(王子引退もその辺りにあるようです。)
このアルバムはまだミッチーが「王子」を名乗っていた頃のものですが、キラキラしたアイドルキャラで終わらない、幅広い音楽性を見せてくれます。
艶やかで妖美な2、アグレッシブなスピード感の中に切なさが垣間見える3、アップテンポでシニカルに男女の真理を歌い上げる7、爽快感と愛に溢れた13、ミッチーの哲学を感じる4、8、そしてスローテンポで聴かせる4、11、14はじっくり浸ると涙が滲むほど切ないです。
そしてミッチーの中の別人格(?)花椿蘭丸くんとガールフレンドのみかりんの、留守電を介した一連の寸劇「発信音のあとに」もアルバムにそったストーリーで楽しませてくれます。

それぞれの楽曲に見せたい色、聴かせたいものがはっきりと打ち出されていて、それでいてアルバムとしての統一感もしっかりとあり、高い音楽性でじっくり聴けるアルバムです。

アルバムタイトル『嘘とロマン』、相反するもののようでありながらも互いに内包し、それでいて決して混ざらない、人間の心模様を表しているような言葉だと思いました。


沢田研二さんや岡村靖幸さんが好きな方なら、間違いなく気に入ると思います。
女性だけでなく、男性にも聴いて頂きたいアルバムです。
nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

小沢健二『球体の奏でる音楽』 CDアルバム [音楽]

今年13年ぶりに音楽活動を再開する小沢健二さんの、'96年に発売されたアルバムです。

<収録曲>
1. ブルーの構図のブルース
2. 大人になれば
3. アレ?
4. ホテルと嵐
5. すぐに会えるかな?
6. 旅人たち
7. 球体の奏でる音楽(インストゥルメンタル)
8. みんなで練習を


球体の奏でる音楽

球体の奏でる音楽

  • アーティスト: 小沢健二,小沢健二
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1996/10/16
  • メディア: CD



小沢健二さんというと、『痛快ウキウキ通り』や『ラブリー』『カローラⅡに乗って』など、ポップで軽快な可愛いイメージの楽曲の印象が強いように思いますが、このアルバムではがらりと雰囲気を変えジャズ色の濃いぐっと大人の雰囲気のアルバムに仕上がっています。
アルバムとしては曲数が少なめですが、それぞれの楽曲がとても深いです。ピアノやベースを中心にしたシンプルな構成の音に乗せて、小沢健二さんの軽やかで透明感のある声が響いてとても心地良いです。生きる事への賛歌を感じる詩に切なさのこもった歌声はひたすら甘く優しく、いつまででも身を委ねていたくなります。
特にハープの旋律と小沢健二さんのヴォーカル、そして少し古風な日本語で綴られる6曲目『旅人たち』はただひたすら美しいです。
寂しげでありながら希望や温かさも感じるジャケット写真も秀逸です。

お洒落でちょっと哲学的で、でも堅苦しくなく優しいぬくもりに包まれる、決して飽きの来ない永く聴けるアルバムです。

nice!(2)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

ASKA『12』 CDアルバム [音楽]

「No,music.No,life.」
言い古されたフレーズですが、大好きな音楽カテゴリー追加しました。

2月10日に発売されたASKAさんのソロアルバムです。
今までのC&Aの楽曲やソロの楽曲を新たなアレンジでレコーディングしたもので、ASKAさん初のセルフカバーアルバムになります。

<収録曲>
1. LOVE SONG
2. 風のライオン
3. はじまりはいつも雨
4. WALK
5. PRIDE
6. 恋人はワイン色
7. 伝わりますか
8. 月が近づけば少しはましだろう
9. DO YA DO
10. 天気予報の恋人
11. 君が愛を語れ
12. お・や・す・み

1.2.4.5.6.9.10.12がC&Aの楽曲です。

12

12

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・シグマ
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: CD



まずこのジャケット写真に惚れ直しました!
とても今年52歳とは思えません。かっこいいです。
で、長年聞き込んだ全12曲。全体的に落ち着いたトーンの新しいアレンジは新鮮で、、ASKAさんが書く歌詞と奏でられる旋律、歌う声、それらが作り上げる大きな愛に満ちた世界、不変でありながら新たな色を見せるその力に魅了されました。
全盛期(セールス的な、というだけの意味)の頃とは声や歌い方が当然変わっていて、このアルバムで聞こえるややかすれ気味の落ち着いた歌声は、ASKAさんの一見難解な歌詞の世界をより深く味わえて、ただの「ミリオンセラーを出した流行歌」で終わらないC&Aの、ASKAさんの楽曲の力を感じます。

ただ……やはりC&Aの楽曲からCHAGEさんのハーモニーがなくなっているのは、物足りない感じがしてしまいます。特に『LOVE SONG』『WALK』『PRIDE』『恋人はワイン色』でそれが顕著に出ているように思いました。CHAGEさんの存在感の大きさを改めて感じます。収録曲の半分以上がC&Aの楽曲なのでこれはちょっと淋しいです。

今年もソロ活動を続ける彼ら。
それぞれの楽曲を聴きながら、2人が揃って歌ってくれる日を待とうと思います。
タグ:アルバム ASKA 12
nice!(4)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。