詩集『にんげんだもの』 相田みつを

今や知らない人の方が少ないと思われる、詩人であり書家でもある相田みつをさんの代表的な詩集です。

整った文字というよりは癖の強い筆者独特の味のある文字で、綴られる言葉も詩という形式に拘らないストレートで優しさに満ちた言葉で溢れていて、読んでいてとてもホッとできる詩集です。

「つまづいたっていいじゃないか　にんげんだもの」
「一生勉強　一生青春」　（作品より抜粋）

失敗を恐れない勇気や、生きていく希望、疲れた心を癒してくれる優しさや安心感、周りの全てに感謝する事の大切さ、一途に精一杯に生きる事の素晴らしさetcetc……
相田さん自身苦労した時代があったからこそ、一つ一つの言葉と文字に重みと温かみがあって、悩み迷い落ち込む心をそっと支えて励ましてくれる、そんな静かな強さに満ちています。

他にもたくさんの詩集が出ていますが、この「にんげんだもの」という言葉が綴られたこの詩集が一番のお気に入りです。

タグ：本 詩 相田みつを にんげんだもの

コメント 2

最近こんな感じの書体をあちこちで見かけるようになって、ちょっと鼻についています。

もっともオリジナルたる相田みつを氏には罪は無いんだけどね（＾＾；
真似されるってことはそれだけ優れているってことなんだけど。

でも、ラーメン屋のメニューでさえ、こんな書体だからねぇ（＾＾；
「ラーメンだもの」って詩があってもおかしくない？！
by 駅馬車 (2009-10-27 11:05) 

＞駅馬車さん
確かに多いですね＞＜
二番煎じじゃ魅力は無いって事に気付いてほしいものです＞＜
「ラーメンだもの」
ラーメン屋さん探せば出てきそうでコワイですね^^;
by リュカ (2009-10-27 21:04)